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子供のカンジダ予防と治療
消毒
赤ちゃんが直接口にする哺乳瓶やおしゃぶりはしっかり消毒することは予防法のひとつとなります。
また、指に菌が付着して、それで触った乳首や他のモノからも感染します。赤ちゃんの口に入るものを消毒し清潔に保つことは予防につながります。
家族間の衣類等の共有はNG
男性の場合、カンジダ症に罹っていても女性と比べ症状が現れにくく自覚症状もなく過ごしている場合があります。お子様のタオル等の共有によってカンジダが移る場合があります。お子様や家族の方とタオルや衣服の共有をできるだけしない対策を行いましょう。
同じ食べ物を共有して食べない
食事やおやつの際に回し食べや交互食べのように、ひとつのものを共有して食べることはカンジダ菌だけでなく歯周病菌・虫歯菌をも感染の恐れがあります。30代の8割は歯周病に罹っているなかでは他人事ではありません。同様に、コップやスプーン・ストロー・ペットボトルも共有を避けましょう。
おむつの取り換えの徹底
おむつをこまめに取り換え、清潔にした後は皮膚表面を乾かすように心がけましょう。カンジダ菌はカビの一種ですから湿気を好みます。かといってベビーパウダーを叩いてサラサラにしようとすると、人によっては成分が合わなくかえって刺激となる場合があるようですので、多用は避けるほうがよさそうです。
同様に、市販のおしりふきでもかぶれる場合があります。成分が肌と合わない面と使用後の乾かし不十分な面からかゆみ・しっしん・カンジダ菌の増殖の懸念が出てきます。自宅であれば、おしりふきだけでなくぬるま湯のかけ洗いをし、綿素材のタオル等でやさしく水分をとり、自然乾燥で皮膚を清潔に乾燥させましょう。すでにおむつかぶれやカンジダ性間擦疹がみられる場合は、治療用の処方軟膏を必要に応じて塗布します。赤ちゃんの成長(月齢)・体調等にもよりますが、直ぐに替えのおむつをつけずにおくことで乾燥状態を保てます。
治療が必要な場合
口腔カンジダ症は、歯磨き・歯間ブラシやフロス・舌みがきなどを適切に行い清潔を保つことで多くの場合自然治癒しますが、その逆の状態では症状が発現しやすくなり、異変を放置したまま過ごしていたり、改善の兆しが見られずにいる場合には医療機関を受診し適切な治療を受ける必要があります。
治療としてはお尻(肛門)の場合、抗真菌剤を患部に塗ることが多いようです。抗真菌剤によりますが、朝、肛門清掃後、入浴後に1日数回、1~2週間を目安に塗ります。治ったと思ってから、その後数日間は抗真菌薬を塗ることで再発頻度を減らすことができるかもしれません。しかし、耐性菌の心配や免疫への影響を考えると、長期に渡り使用継続することは好ましくありませんので、軟膏治療薬は適切な使用が大切になりますね。
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