■は休業日です

カンジダ症の再発性

カンジダ菌は常在菌であり、腸内、口腔内、頭皮、爪など身体の至るところに棲みついています。過労や睡眠不足、ストレスなどによって免疫力が低下すると、カンジダ菌の勢力が強まり、再発のリスクが高まります。糖質の多い食事、飲酒、食品添加物の多い食事も腸内フローラを乱し、カンジダ菌の増殖を助長します。

特に女性の場合、生理前のホルモンバランスの変化や抗生物質、ピルの使用、妊娠、締め付けの強い下着の着用などがカンジダ菌の繁殖を引き起こしやすい要因となります。一度発症した人の約4割が1年以内に再発するとの調査報告もあります。

カンジダ症の再発を防ぐためには、日頃の生活習慣を見直し、実践することが重要です。健康を維持するための基本的なことを継続することで、カンジダの再発を防ぐことができます。

通気性の良い下着の着用: 化学繊維の下着はむれやすく、カンジダ菌が繁殖しやすい環境を作ります。綿製品の下着を着用し、こまめに下着を替えることが重要です。
石けん、入浴剤等の使いすぎに注意: 石けんや入浴剤の使いすぎは皮膚のバリア機能を弱め、カンジダ菌に感染しやすくなります。消臭スプレーや防臭加工されたパンティーライナーも同様です。
浴室・トイレの清掃: 浴室やトイレを常に清潔に保ち、乾燥させることでカンジダ菌の繁殖を防ぎます。
食事中のコップやカトラリーの共有を避ける: 感染リスクを減らすために、専用のコップやカトラリーを使用しましょう。
排便時の注意: トイレの後は前から後ろに拭くことで、カンジダ菌が前側に移るリスクを減らせます。