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銅不足でカンジダ再発?!
銅とは何か?
銅は古代から武器や用具として利用されてきた金属で、私たちの体内にも約80mg存在します。銅は微量必須ミネラルとして生体内反応の触媒作用を担い、鉄とともに造血機能にも関与しています。通常の食生活で不足することは少ないですが、食生活の偏りや土壌の変化により不足することがあります。
銅の抗菌作用
抗菌目的として制汗剤に銀(Ag)が使用されることがありますが、カビ(真菌類)に対しては銀よりも銅のほうが有効です。銅がカンジダ菌を殺菌する背景には、銅がカンジダ菌の繁殖しにくい環境を作り出すことが挙げられます。キッチンシンクに銅製三角コーナーや10円玉を入れておくことで、雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。
同じように、体内の銅バランスの崩れや不足はカンジダ菌の増殖にも影響します。アトピー性皮膚炎の治療で使われるステロイドは副腎の働きを鈍らせ、銅のバランスを崩し、カンジダ菌の増殖を誘発することが報告されています。また、生理前になるとエストロゲン産生に銅が必要とされるため、血中の銅量が減り、カンジダ症の症状が現れることがあります。
生理前は身体的・精神的にも変化の大きい時期ですので、銅を含むミネラルを多く含む食品を普段より多く摂取することを心がけるとよいでしょう。
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